月別アーカイブ: 2012年10月

LifeTouch NOTE で Google Readerを使う

各種RSSを購読するのに、PCでGoogle Readerを使っていて、LifeTouchでもこれを読むためにいろいろとアプリを試してみた。

LTNのキーボードを生かすために「基本的な動作はキーボードで行えるもの」という条件で探すと、これがなかなか良いものが見つからない。
もうひとつ、僕のLTNの使い方として、スリープ時は基本的にオフラインにしているのでバックグラウンドで自動的にフィードを同期するという機能は利用しないで、読むときに逐次同期するという感じ。
できれば、ちょうどPCでGoogle Readerのページで読むのと同じ感じで利用できるとありがたい。

だいたいLTNのマーケットに現れるアプリが限られすぎているというのが一番の難関というか大障壁なのだけど、見つかったRSSリーダーでGoogle Readerに対応しているものを片っ端から、という感じで試してみた。(無料版のあるものばかりだけど)

都合、7,8種ぐらいのアプリをインストールしてみたけど、ほとんどのアプリがキーボードの操作ではカーソル位置の反転表示がなくて現在見ている記事の位置が分からないとか、そもそもキーボードでは記事の移動が出来ないとか、タッチでしか記事の更新が出来ないとか、縦方向の表示しかできないとか、いろいろLTNでの利用がむずかしいという状況。なかには記事の更新中に操作すると落ちるとか、そもそもRSSリーダーとしてどうなんだというものもあって、そういうものでもけっこう評価が高かったりするので、よくわからなかったり。

で、結局最終的に残ったのはgReaderというアプリとGoogle謹製のReaderアプリ。

gReaderは非常に高機能で、見た目も動作も細かく設定が出来たりして便利なんだけど、フィードの同期を行っているときの動作がすごく鈍重になってしまうのが玉に傷。
すべてのフィードを一度に処理するしか同期方法が選択できないので、どうしても同期が終わるのを待ってから使うという感じになる。
これはたぶん基本的に自動的にバックグラウンドで同期するというのが前提になっていて、僕みたいな読むときに同期するというような読み方は想定外ということなのではないかと。
ほんと、この部分さえこういう仕様でなければこれがベストと思える。(たしか、GoodNewsというアプリは同じぐらい高機能でフォルダ別の同期とか出来たはずだけど、いかんせんLTNのマーケットに出てこない。)

一方、Google製のReaderアプリはシンプルな構成で、本当に基本的な機能しか備えていないけれど、自動同期の機能をオフにしているときでも、フィードのリストを表示する画面に入ったときにそのリストに表示されるフィードだけが同期される。フォルダ全体あるいは個々のフィードの単位で同期されるので、同期が比較的早く、自動同期をオフにして同期しながら読むというのに適していると思う。(でも自動同期をオフにしているとオフラインに保存しないで常にオンラインで利用しなければならないので、同期っちゅうか、ただ読み込んでるだけというか)

ただ、個別の記事の画面では、なぜか矢印のキーもEnterキーも効かず、キーボードから記事本文をスクロールすることもタイトルのリンクからブラウザを起動することもできない。これがものすごく残念な点。
なおかつ、個別の記事に関しては、リンク先の内容を読みとって内部のブラウザで表示するというような機能も備えていないので、基本的に個別の記事のページからタイトル部分をクリックしてブラウザを起動して内容を読む、ということになるのだけど、そのリンクをキーボードで操作できないので、どうしても画面にタッチするという動作をしなければならない。
この画面をタッチしなければならないところを除けば自分の要求に一番合った動きをしてくれるので、この部分は我慢してずっと使い続けてきたのだけど、つい先日、灯台もと暗し的な発見でこの点を解決した。(…って、Androidを使い慣れてる人にとってみれば、最初からその方法だろ、ってことなんだろうけど

記事の詳細画面の本文部分では、上に書いたようにキーボードの入力はいっさい受け付けてくれないので為す術がないのだけど、上部のタイトルバーの中にあるボタン類にアクセスすることは可能だ。そのボタンの中に共有ボタンがあるので、そこから標準のブラウザに共有できれば記事をブラウザで表示することが出来る。

そこで、標準のブラウザへ共有させるために「標準ブラウザへページ共有」というアプリをインストールした。
また、共有のウインドウをカスタマイズしてシンプルにすればアクセスしやすくなるので、「AppChooser」というのも導入してみた。不要な共有メニューを整理して、なおかつ多く利用する共有先が上の方に自動的にソートされるようにできるので、何回も標準ブラウザへの共有を使っていると、すぐに一番上が標準ブラウザへ共有ということになって、Google Readerの画面から数回の矢印キーとEnterキーの入力でブラウザの画面を表示できるようになる。Readerの記事の画面から「右右Enter下Enter」といった感じ。

このReaderにしろ、標準のブラウザにしろ、いろいろ試してみたけど、結局一番手に入れやすいものが一番使い勝手が良かったという、グルグルさまよい歩いてスタートに戻って見直したら目の前がゴールだったみたいな既視感を味わう結末でござった。

Lifetouch NOTEでKindleを使ってみる

日本語版のKindleサイトが公開された。

AndroidのKindleアプリでも日本語の書籍を購入して読むことができるようになった。
でも、Lifetouch NOTEのマーケット(Google play)にはKindleアプリは来ていない。いわゆる「対応していないデバイス」というやつだ。

仕方がないので、むりやりapkファイルを抜いてきてLifetouchにインストールを試みたところ、インストールは無事成功した。すでに購入済みの書籍も同期することで読むことができた。

アプリはタッチパネルでの利用を前提にしていると思うのだが、「←」「→」キーなどでのページ送りが可能なので、基本的にタッチパネルにほとんどさわらなくても読み進めることができる。

こうなると、どうしてマーケットに来ていないのかナゾだ。

少し問題となる点は、Kindleアプリは「ストア」で標準ブラウザを使うのだけど、このときブラウザのUserAgentがPCになっているとちゃんと動作しない。どうもPCのブラウザでむりやりスマホ用の画面にアクセスすることになっているようで、購入してもAndroidの端末に送るためのリンクが表示されない。
ブラウザのUserAgentがAndroidになっていれば書籍のダウンロードの画面に正しく進むことができる。
ただ、書籍を購入して端末で読むリンクをたどっていっても、Kindleアプリで自動的にダウンロードする画面になぜか切り替わらない。
Kindleアプリの「端末」タブの中で同期を行うことでダウンロードされるので実質的には問題ないのだけど…。

縦書きの文章を横長のモニタで読むのは何となく変な感じだけど、まあ、慣れればそんなに悪くはないです。