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willcom03でふつうにFacebookにアクセスする

以前の記事でwillcom03でwillcomの回線を使ってfacebookにアクセスすると認証の際に端末の個体識別IDの送出を求められるが、willcom03のブラウザはそのような仕様になっていないため認証をパスすることができないということを書いた。

それからずっとwillcom03からブラウザを使ってfacebookにアクセスすることはなかったのだけど、昨夜ふと試してみたところ、すんなりと認証をパスすることができた。

おそらく端末の個体識別IDに紐づけた認証をしない方法に改められたということだと思われるのだけど、まだ詳しくは見てないのでcookieを使ってるのかとか、端末IDを送出する端末での認証方法も変わったのかとかはわからない。

とりあえず、willcom03からwillcom回線経由でブラウザをつかってfacebookにアクセスすることはできるようになっているということで。

DroppedBoxxがバージョンアップしていた

4月に有料版のDroppedBoxxが1.6にバージョンアップしていた。

しかしあいかわらず日本語マルチバイトファイル名のファイルが同期する時にアップロードされないのは直っていないようだ。

作者のTwitterによると、Marketplaceの6.x対応版はもうすぐ閉じられてしまうので次の1.7が最後のバージョンとなるだろうとのこと。
マルチバイトファイル名問題は解決しないのかもね…。

willcom03で(PHS回線で)XDA Facebookを使う

willcom03からPHS回線で接続すると、なぜかFacebookに接続できない。

検索してみると、いくつかそのことに言及されている記述に出会うので、自分だけの現象ではないようだ。よくわからないけど、どうやらwillcom側のネットワークか何かの問題らしい。

ブラウザでfacebook.comに接続しても、ログイン画面は出るものの、どういうわけか認証が通らないし、マーケットプレイスで入手できるmicrosoft謹製(?)のWindows Mobile専用アプリでは、PHSでネットに接続している場合には、なにやら「ネットワークが見つからない…」的なエラーメッセージが出てログインにすら進めない。

いずれもWifiを使えば大丈夫なのだけど。

さて、先日XDA Facebookというアプリがバージョンアップしたと知り、ダメ元で入れてみた。(以前、古いバージョンで挫折している)

まず、PHSで接続して認証しようとしたところ、やはり認証は通らなかった。
つぎに、動作確認ぐらいしたいと思い、Wifiを使ってログインしてみた。こちらであれば問題なく認証されてログインできる。(なお、ログイン時にログイン情報が保存されるようにチェックしておいた。)

で、いったんアプリを終了しWifiを切り、再度XDA Facebookを起動したところ、PHSで接続されたのち、なんとそのままログインして動作することがわかった。

どういう理由でアクセスできているのかよくわからないのだけど、Facebook側でアプリの認証を行っているので、そういう事が関係しているのかもしれない。

XDAFacebookはwillcom03にとってはちょっと動作が重いアプリだし、未実装の部分がいろいろあって、使用感が快適とは言い難いけど(あくまでwillcom03では、という意味で)、これまで閲覧すらできなかったことを考えると、ニュースフィードやメッセージの類がちゃんと見れるだけでも、現時点では二重丸をあげられるんじゃないかと思える。

(追記:2011/3/9)
「willcomでfacebookにつながらない…」とtwitterでつぶやいていたら、ある方からから「facebookから個体識別番号が要求されるがwillcomからは送出されないため認証されないらしい」と教えていただいた。
なんらかの方法でモバイル用のログインに遷移させられた場合、そのような方法の認証が必要になるという意味だと思ったので、willcom03に入れたNetFrontのUserAgentをPC用のFirefoxのものに書き換えて試したところ、PC用のログイン画面に遷移しその後のログインも正常に可能だった。
つまりFacebookの認証では個体識別番号は要求されるものの、 アクセス元のIPアドレスなどは判別してないようだ。
まさかとは思うけど、この状態で簡単ログイン可能にはなってないよねぇ。

(さらに追記:2011/07/06)
willcom03のIEで普通にログインできることを確認した。
おそらく認証の方法が変更された模様。対象がwillcomのような端末のIDを送らない端末だけなのか、携帯全体なのかは不明。

Windows MobileのDroppedBoxxを使ってみる

昨日のデータ同期ネタの続き。

いままでもDroppedBoxxというWindowsMobileのDropBoxクライアントを利用していたのだけど、今まで使っていたのはバージョン0.7.1という古いもので、このバージョンまではフリーで出回っている。

で、同期を考える流れの中で調べてみると、今の最新バージョン1.4だと有料ではあるけれどフォルダ単位でのファイルの同期が可能ということだったので、Handangoで購入して使ってみた。

細かい修正などはたくさん入っているのだろうけど、この2つのバージョン間での基本的な機能の差というのは、そのフォルダ同期の機能ぐらいのようである。

しかし、その差は非常に大きいと感じた。フォルダ同期があるのとないのとでは、全く利用感覚が違っていると言っていいと思う。

無料版でも実装されている個別のファイルのダウンロード/アップロードもそれなりに便利だったが、その場合のDropBoxの位置づけというのは、PCから03へのファイル受け渡しのための一時ファイル置き場というかワイヤレスのUSBメモリかというような感じで、DropBoxの本来のクラウドストレージというのとはかけ離れていた。

有料版のフォルダ同期機能も「クラウド」というのにはちょっと遠いが、アップロード/ダウンロードするファイルをそのたびに個別指定しなければならない無料版の動作とは違い、予め同期フォルダを登録しておけるため、アプリ起動→同期開始、というシンプルな動作でファイルのやりとりが出来てずっと手軽だ。

で、いろいろな利用の形を試してみたのだけど、そのなかで大きな問題が発覚した。

それは、同期の際にマルチバイトのファイル名のファイルが同期できないというものだ。

実はメモ用のアプリであるTomboのデータを同期できないかと、03のTomboのデータフォルダを同期させてみたところ、DropBoxにアップされたファイル数が異常に少ない。
Tomboではメモのタイトルをファイル名にするように設定していたため日本語ファイル名のファイルが多数あったのだけど、それらがことごとくアップされない。

そしてさらに(同期だからあたりまえだが)再度同期を取るとアップされなかったファイルが手元の03からも次々と削除されてしまうという悲劇。
こんなこともあろうかとバックアップしてあったので実害はなかったけど、日本語ファイル名についてはしっかり意識しておかないとまずい。

…というわけで、03とWindowsデスクトップとLinuxのノートでTomboを使ったメモの共有という野望は儚く潰えてしまったが、それはそれでまた別の方法を考えようと思う。

とはいえDroppedBoxxのフォルダ同期機能がかなり便利なのは間違いないわけで、DropBoxを利用している人なら$2.5はそんなに高くないと思いますよ。

Windows Mobileと他のシステムのファイル共有について考える

という大仰なタイトルをつけたものの、別に特別な話ではない。さんざんどこかで語られた手垢のついた話。
自分のためのまとめとしてのメモ。

手元にwillcom03がある。そこで書いたメモとか、撮った写真とかそういうファイルをWindowsとかLinuxのPCと共有するにはどういう方法がいいかを考えてみる。

  • ActiveSync:ケーブルだけでなくBluetoothでも可なのはいいところ。一方PCが複数台になるとめんどくさい。Linuxは問題外。
  • Dropbox:WindowsでもLinuxでも使いやすい。でも03用のソフトが弱い。転送に時間がかかりそう(03-dropbox間)
  • WM5torageとかで03をPCに直結。ファイル共有っていうか、03の中のファイルをPCから直接を弄る。必要な部分だけ同期取れるようにしておけば便利かもしれない。03にPortableAppを入れておけば、自分のPCでなくてもいいという利点も。
  • Windowsのファイル共有(Samba):03はサーバになれないので、PC側の共有リソースを03から扱うという形になる。
  • あとはFTPなどなど…

…と、書いてみて少し気づいた。僕がしたかったのは、単に03←→PCのファイルのやり取りがしたいというわけじゃなくて、03で編集した(あるいは編集中の)ファイルをPCに持って行って整理したりということみたい。で、その結果をまた03に戻したい。で、PCは複数台が対象。

それを考えると、2番目か3番目の方法となるかな。

WindowsMobile用のDropboxクライアント、同期を取る機能があるのは有償のものしかないけど、どの程度実用になるか、試してみようかな…。

Pocket Informant for Windows Mobile がフリーに

Pocket Informant は昔Palmを使っていたころにインストールしたことがあったけど、WindowsMobile用にはフリーでもなかなか良いソフトが揃ってるので、すっかり存在を忘れていた。

Pocket Informantも主力はiPhoneやBlackBerryに移ってしまったようで、Windows Mobile用のものは製品として終了します、ということらしい。で、オフィシャルサイトのフォーラムでライセンスキーが公開された。 (ダウンロードのリンクも同ページに書かれている)

したがって、もう製品のサポートもされないのだろうけど、こんなに機能充実のソフトをタダで公開しちゃうWebISという会社もなかなか太っ腹な感じでよいねぇ。

Pocket Informantはとにかく機能豊富なソフトで、とにかく設定項目がやたらと沢山ある。
で、おまけに全部英語なので、ちょっとよく分からない項目も多いんだけど、いろいろやってるうちにだんだん分かってくる…というような感じで、あせらずちょっとずつカスタマイズしていくにはちょうどいいかな。かなり細かい設定までいじくれるし。

あと、こちらで公開されている日本語リソースがそのまま使うことができました。感謝感謝。

nPOPuk 2.16をwillcom03に入れてみた

nPOPというのはWindows CE用のメールソフトで、willcom03でよく使うソフトのひとつだ。

僕がはじめてこれをインストールしたのはカシオペアのA-60だから、もう10年近くつかっていることになる。

で、nPOPukというのは英でつくられたnPOPのバリエーションのひとつで、その特徴はSSLの機能をプログラム本体に内包していることと、メールのプレビュー画面があることなどとなっている。
本家のnPOPは2010年4月に最新版がリリースされているが、このnPOPukもつい先日新しい2.16というバージョンがリリースされた。

スマートフォン全盛のいま、高速回線で常時ネット接続可能なことを前提に作られたアプリケーションが多いなか、回線速度や接続時間、メモリなどの端末のリソースなどが限られていた時代にうまれたソフトだけに、端末への負荷が非常に少なくなるように作られていて、旅行などでしばらくPCからメールサーバにアクセスできないときなどでも、PC用のメールアカウントを不安なくチェックできるのはありがたい。
スパムや急を要しないメールはあらかじめフィルタを設定しておけばダウンロードしなくてよいし、見たいメールに大きな添付ファイルがついていても部分的に本文だけ見ることもできる。
willcom03もスマートフォンの端くれだけれど、決して速いとはいえないPHS回線では、数百KBを越すような添付ファイルは余程大事なものでなければわざわざダウンロードして見る気はしないわけで、そういうものをあらかじめ選別した上でダウンロードできるというのはうれしい。

そして、本家ともども、WindowsCE2.0からWindowsMobile6.xまで幅広く対応しているあたりが、これまた素晴しい。
SSLでの通信も可能なので、カシオペアやモバギIIのような古いマシンでもGmailにアクセスしてメールの読み書きができるわけだ。

きっと来年はさらにスマートフォンが台頭してくるだろうし、WindowsMobileもWindows Phone 7となり、これまで延々と続いてきたWindowsCEの流れとは決別してしまうが、このnPOPのような最先端からはだいぶ離れたところにある古いマシンで無理なく使えるソフトも、なるべく長く残っていてもらいたい。

なんせ、先日W-SIMを新しく仕入れたから、まだ2年はwillcom03を使っていくつもりだし。