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マジェスティSの風対策

ネイキッドに乗っていた学生時代に、この風圧にいったいどうやって対抗してたんだろう、と思えるほど風に弱いオッサンになってしまったわけで、風対策は大事です。

そういうわけで、マジェスティSに乗り始めて数ヶ月、まずは風に抗う対策を重ねました。というか重ね過ぎです。

majesty01

まずは、先のエントリにも書いたウインドシールド。ワイズギアのウインドシールド(ミラーマウント)というやつです。
これを付けてすでに1,000km以上走りましたが、正直、もはやこれ無しでの長距離ツーリングは厳しいです。
この手のハンドルまわりに付けるバイザーを装着したバイクに乗るのははじめてだったので、ハンドリングに関してちょっと心配もしましたが、一般道の通常の速度域ではまず問題無いと言っていいと思います。
横風とかがキツいときには、ボディマウントのシールドでもものすごい抵抗になるんで、そういう状況ではハンドルマウントでもボディマウントでもたいして違わないように思えます。

欲を言うと、もうちょっと高さが欲しいです。
シールドを越えてきた風が、メットの前面を直撃してる感じで、油断してるとメットのバイザーのヒンジが緩みがちになります。バイザーよりも上のオデコあたりに風が当たるようになればラクだろうなぁ、と思ったりします。
これも前のエントリで書いたGiviが欧州で出してるシールドぐらいの高さがあればそういう感じなのかなぁ、とも思ったりしますが、もろもろの入手が大変そうで模様眺めです。
次のマイナーチェンジで、欧州タイプのシールドが付いたものが国内販売されるのを期待というところですね。

つぎの対策は、ハンドルに付けたナックルバイザーです。
これはアチェルビスのハンドガードに似たバッタもんで、前に乗っていたスクーターに付けていたものを移植したものです。値段はオリジナルの半額以下だったはずです。
風除けになる面積が少し足りなかったので、上方に塩ビ板を継ぎ足して効果を高めようとしてます。
真冬の寒風の中で指先が冷たくならない、というほどの効果はまったく期待できませんが、拳に直接風が当たらないので、重ね着の手袋を一枚減らすぐらいの効果はあるかと思います。ババババ…と常に風が手に当たってる感じが減るのがありがたいなぁ、という感じです。
ところで、このナックルバイザーはグリップエンドにボルト止めされているのですが、マジェスティSのグリップエンドのボルトはとんでもなく強烈にガッチリ止められているため、自分では緩められず、オイル交換のついでにYSPのメカニックさんにお願いして緩めてもらいました。
ナックルガードの多くは、ミラーに共締めで取り付けるものが多いですが、ウインドスクリーンがすでに付けてあるミラーのボルトにいろいろ足したくなかったので、この取り付け方の出来るナックルガードでちょうどよかったなというところです。

もうひとつの風対策は、サイドバイザーです。
これはS2Rという台湾のメーカーのもので、値段がワイズギアから出ているものの半分くらいでしたが、写真で見る限り、色も形状もワイズギアのものと見分けがつかないです。ワイズギアのものと並べてみたことないので、実際どんなものかわからないですが。

効果についてはそれほど期待はしてませんでしたが、足回りに流れ込む風が減少するのはしっかり体感できました。
膝からももの外側に常に当っていた風圧がかなり緩和された感じです。その風はフロアの方に勢い良く回りこんで足元も常に風が吹いてる感じだったのですが、それが相当弱まりました。
一方、これは計算外でしたが、サイドバイザーを上方に越えてくる風がハンドルの下側から腕の下を通ってお腹の方に回りこんでくる流れを若干強めている感じも受けます。
でも、まあ、自分にとってはプラスマイナスでいえばプラスのほうが多いです。

現状は以上ですが、とりあえず、市販のパーツを使った風対策はこれでやりつくした感じですかねー。

あとは、ハンドルの下側からの流れ込みがいちばん大きな流れになるんですが、これを対策するには、メーターバイザーの凸型の出っ張りの左右に風除けをつけるしかありません。左右斜め後ろに流すような風除けが付けられれば効果的だろうなぁ、とは思いますが、これからの暖かいシーズンのうちは問題は棚上げですね。