3ヶ月

地震から3か月が過ぎた。

いろんなことを書こうとして、書きだしてはキーボードを打つ手が止まり、書き散らしたメモがバラバラと残った。

すこし不謹慎かもしれないが、大きな出来事で世の中が少し動くのではないかと期待した面がなかったとは言えない。

世の中の人達も、元通りになれという願いとともに、これを機会になにかがぐっと前進するかもという期待があったのではないだろうか。

でもいま、あらためて世の中を見回してみて、やっぱり大してなにも変わらないのだな、という印象が自分の中では支配的だ。

小さな自分の出来ること。いろんな記憶を刻みながら前と同じようにやっていく。変わらないなりに世の中は変わっていく。そのなかで今回思ったこと考えたことを小出しに活かしていく。そんなことなのかも知れない。

willcom03で(PHS回線で)XDA Facebookを使う

willcom03からPHS回線で接続すると、なぜかFacebookに接続できない。

検索してみると、いくつかそのことに言及されている記述に出会うので、自分だけの現象ではないようだ。よくわからないけど、どうやらwillcom側のネットワークか何かの問題らしい。

ブラウザでfacebook.comに接続しても、ログイン画面は出るものの、どういうわけか認証が通らないし、マーケットプレイスで入手できるmicrosoft謹製(?)のWindows Mobile専用アプリでは、PHSでネットに接続している場合には、なにやら「ネットワークが見つからない…」的なエラーメッセージが出てログインにすら進めない。

いずれもWifiを使えば大丈夫なのだけど。

さて、先日XDA Facebookというアプリがバージョンアップしたと知り、ダメ元で入れてみた。(以前、古いバージョンで挫折している)

まず、PHSで接続して認証しようとしたところ、やはり認証は通らなかった。
つぎに、動作確認ぐらいしたいと思い、Wifiを使ってログインしてみた。こちらであれば問題なく認証されてログインできる。(なお、ログイン時にログイン情報が保存されるようにチェックしておいた。)

で、いったんアプリを終了しWifiを切り、再度XDA Facebookを起動したところ、PHSで接続されたのち、なんとそのままログインして動作することがわかった。

どういう理由でアクセスできているのかよくわからないのだけど、Facebook側でアプリの認証を行っているので、そういう事が関係しているのかもしれない。

XDAFacebookはwillcom03にとってはちょっと動作が重いアプリだし、未実装の部分がいろいろあって、使用感が快適とは言い難いけど(あくまでwillcom03では、という意味で)、これまで閲覧すらできなかったことを考えると、ニュースフィードやメッセージの類がちゃんと見れるだけでも、現時点では二重丸をあげられるんじゃないかと思える。

(追記:2011/3/9)
「willcomでfacebookにつながらない…」とtwitterでつぶやいていたら、ある方からから「facebookから個体識別番号が要求されるがwillcomからは送出されないため認証されないらしい」と教えていただいた。
なんらかの方法でモバイル用のログインに遷移させられた場合、そのような方法の認証が必要になるという意味だと思ったので、willcom03に入れたNetFrontのUserAgentをPC用のFirefoxのものに書き換えて試したところ、PC用のログイン画面に遷移しその後のログインも正常に可能だった。
つまりFacebookの認証では個体識別番号は要求されるものの、 アクセス元のIPアドレスなどは判別してないようだ。
まさかとは思うけど、この状態で簡単ログイン可能にはなってないよねぇ。

(さらに追記:2011/07/06)
willcom03のIEで普通にログインできることを確認した。
おそらく認証の方法が変更された模様。対象がwillcomのような端末のIDを送らない端末だけなのか、携帯全体なのかは不明。

Windows MobileのDroppedBoxxを使ってみる

昨日のデータ同期ネタの続き。

いままでもDroppedBoxxというWindowsMobileのDropBoxクライアントを利用していたのだけど、今まで使っていたのはバージョン0.7.1という古いもので、このバージョンまではフリーで出回っている。

で、同期を考える流れの中で調べてみると、今の最新バージョン1.4だと有料ではあるけれどフォルダ単位でのファイルの同期が可能ということだったので、Handangoで購入して使ってみた。

細かい修正などはたくさん入っているのだろうけど、この2つのバージョン間での基本的な機能の差というのは、そのフォルダ同期の機能ぐらいのようである。

しかし、その差は非常に大きいと感じた。フォルダ同期があるのとないのとでは、全く利用感覚が違っていると言っていいと思う。

無料版でも実装されている個別のファイルのダウンロード/アップロードもそれなりに便利だったが、その場合のDropBoxの位置づけというのは、PCから03へのファイル受け渡しのための一時ファイル置き場というかワイヤレスのUSBメモリかというような感じで、DropBoxの本来のクラウドストレージというのとはかけ離れていた。

有料版のフォルダ同期機能も「クラウド」というのにはちょっと遠いが、アップロード/ダウンロードするファイルをそのたびに個別指定しなければならない無料版の動作とは違い、予め同期フォルダを登録しておけるため、アプリ起動→同期開始、というシンプルな動作でファイルのやりとりが出来てずっと手軽だ。

で、いろいろな利用の形を試してみたのだけど、そのなかで大きな問題が発覚した。

それは、同期の際にマルチバイトのファイル名のファイルが同期できないというものだ。

実はメモ用のアプリであるTomboのデータを同期できないかと、03のTomboのデータフォルダを同期させてみたところ、DropBoxにアップされたファイル数が異常に少ない。
Tomboではメモのタイトルをファイル名にするように設定していたため日本語ファイル名のファイルが多数あったのだけど、それらがことごとくアップされない。

そしてさらに(同期だからあたりまえだが)再度同期を取るとアップされなかったファイルが手元の03からも次々と削除されてしまうという悲劇。
こんなこともあろうかとバックアップしてあったので実害はなかったけど、日本語ファイル名についてはしっかり意識しておかないとまずい。

…というわけで、03とWindowsデスクトップとLinuxのノートでTomboを使ったメモの共有という野望は儚く潰えてしまったが、それはそれでまた別の方法を考えようと思う。

とはいえDroppedBoxxのフォルダ同期機能がかなり便利なのは間違いないわけで、DropBoxを利用している人なら$2.5はそんなに高くないと思いますよ。

Windows Mobileと他のシステムのファイル共有について考える

という大仰なタイトルをつけたものの、別に特別な話ではない。さんざんどこかで語られた手垢のついた話。
自分のためのまとめとしてのメモ。

手元にwillcom03がある。そこで書いたメモとか、撮った写真とかそういうファイルをWindowsとかLinuxのPCと共有するにはどういう方法がいいかを考えてみる。

  • ActiveSync:ケーブルだけでなくBluetoothでも可なのはいいところ。一方PCが複数台になるとめんどくさい。Linuxは問題外。
  • Dropbox:WindowsでもLinuxでも使いやすい。でも03用のソフトが弱い。転送に時間がかかりそう(03-dropbox間)
  • WM5torageとかで03をPCに直結。ファイル共有っていうか、03の中のファイルをPCから直接を弄る。必要な部分だけ同期取れるようにしておけば便利かもしれない。03にPortableAppを入れておけば、自分のPCでなくてもいいという利点も。
  • Windowsのファイル共有(Samba):03はサーバになれないので、PC側の共有リソースを03から扱うという形になる。
  • あとはFTPなどなど…

…と、書いてみて少し気づいた。僕がしたかったのは、単に03←→PCのファイルのやり取りがしたいというわけじゃなくて、03で編集した(あるいは編集中の)ファイルをPCに持って行って整理したりということみたい。で、その結果をまた03に戻したい。で、PCは複数台が対象。

それを考えると、2番目か3番目の方法となるかな。

WindowsMobile用のDropboxクライアント、同期を取る機能があるのは有償のものしかないけど、どの程度実用になるか、試してみようかな…。

新幹線

3月12日に九州新幹線が全通して、大阪と鹿児島が3時間45分で結ばれるという。
だが、東京発鹿児島中央行きという列車はない。

この新幹線が計画されたのは一体何十年前になるのかよく知らないけど、計画された当時には東京への直通列車が走るということは誰もが疑わなかっただろうな。
新幹線が走るということはイコール東京へ直通切符を手に入れるのと同義だったはずで、すべての新幹線の一方のターミナルは東京駅として計画されているわけで。

飛行機の利用がぐっと一般的になった今では、アクセスにえらく時間がかかる鹿児島空港が相手でも、東京ー鹿児島で勝負して新幹線には勝ち目はないのはわかる。

とはいえ、一往復ぐらい往年の夢の超特急の名残としてでも東京ー鹿児島の列車があればいいな、と考えるファンは少なくないと思う。

で、その列車の名称はやはり「ふじ」号がいいな。

スカイツリーを見に行く

30日の日曜日に、久しぶりにスカイツリーを見に行った。
朝方、ずいぶんお陽さまが暖かい感じだったので出かけたのだけど、着いたころには空は曇りすっかり冷え込んできた。

スカイツリーの高さは30日の時点で594m。もう上の展望台の形もはっきりと分かる状態になっていた。
以前見に行ったときには300mを越えたころだったので、ずいぶん大きくなった印象。

浅草の街越しに眺めると、最新の巨大鉄塔もどことなく新世界から眺めた通天閣を思い起こさせて、ちょっと不思議。

Pocket Informant for Windows Mobile がフリーに

Pocket Informant は昔Palmを使っていたころにインストールしたことがあったけど、WindowsMobile用にはフリーでもなかなか良いソフトが揃ってるので、すっかり存在を忘れていた。

Pocket Informantも主力はiPhoneやBlackBerryに移ってしまったようで、Windows Mobile用のものは製品として終了します、ということらしい。で、オフィシャルサイトのフォーラムでライセンスキーが公開された。 (ダウンロードのリンクも同ページに書かれている)

したがって、もう製品のサポートもされないのだろうけど、こんなに機能充実のソフトをタダで公開しちゃうWebISという会社もなかなか太っ腹な感じでよいねぇ。

Pocket Informantはとにかく機能豊富なソフトで、とにかく設定項目がやたらと沢山ある。
で、おまけに全部英語なので、ちょっとよく分からない項目も多いんだけど、いろいろやってるうちにだんだん分かってくる…というような感じで、あせらずちょっとずつカスタマイズしていくにはちょうどいいかな。かなり細かい設定までいじくれるし。

あと、こちらで公開されている日本語リソースがそのまま使うことができました。感謝感謝。

2011年とは

あっという間に年末年始の休みも過ぎていってしまうわけだけど、さっきラジオで聴いて思い出した。
今年はA LONG VACATION発売30周年という大事な(?)年だった。

ついこの前、Niagara Calendarの30周年記念盤が出たところという気がしていたのだけど、ついに歴史的名盤も30年、という年になったのだなぁ。

発売当時のことをwikipediaとかであらためて確認してみると、A LONG VACATIONの発売が81年の3月。同時に「君は天然色」がシングルで発売。6月には「恋するカレン」がシングル発売。
秋には「A面で恋をして」が出て、翌82年のロンバケ発売のちょうど1年後にNiagara Triangle Vol.2が出てる。
で、82年秋にはロンバケが日本初のCDとして発売された。(ということは2012年はCD30周年か…)

記憶のなかの感覚としては、こんなに短い間隔でこんなにいろいろ出てたとは、とても思えないわけで。
僕が大滝詠一をラジオの「恋するカレン」のオンエアで知って、ロンバケをレンタルレコードで聴き、ナイアガラの70年代のアルバムをレンタル可能な限り探して聴いていたころのことを思い返すと、いまの感覚でいえば3年とか5年ぐらいの分量に匹敵するような記憶が詰まっている気がする。
ロンバケが出てから、「Vol.2」が出るまでたった1年しかなかったなんて、どう思い直しても信じられない気分だ。

さて、それはそうとロンバケの30周年記念盤の発売と同時に「Niagara CD Book I」という12枚組(¥26,250)も発売されるという。で、同時購入の予約特典の締切りは1/18とな…。どうすっかな…。

前のCD Book 1もCD BookもBlack Bookも持ってないし、ここはひとつ思い切って予約かなぁ。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
とはいえ、もう、3日です。
このブログは続けていくことができるでしょうか(笑)。
いやはや。

(ミニ)鉄道模型運転セット+動力ユニット2

Nゲージ鉄道模型のTOMIXが出している、いちばん安くて小さなセットである「(ミニ)鉄道模型運転セット」というのを購入した。

半径140mmのカーブと140mmの直線二本の線路とパワーパックのセットで44cm x 30cmの小判形の小さくて簡単な線路が組める。

このセットを買ったのは、この11月の末に出たバンダイ製の動力ユニット2を使って京急1000形のBトレを動かしてみたいと思ったからだ。

このバンダイ製の動力ユニットが出るまででも、KATO製のユニットと台車をつかってBトレを走らせる方法があったのだけど、その方法だとBトレの大ぶりな台車をKATOの小さな台車に取り替えなければならないのが嫌なので躊躇していた。Bトレの台車はデカすぎてバランスが悪いと言う人もいるみたいだけど、僕はこの寸詰まりのモデルにはこのデカい台車が似合ってると思ってるのだ。
こんど出たバンダイ純正の動力ユニットなら、Bトレにオリジナルでついている台車レリーフがそのまま使うことが出来る。

で、さっそく京急1000形に動力ユニットと走行台車を組み込んでみたのがこれ。

ところで、動力ユニット2の説明には、「標準最小通過曲線は、半径216mmとなります。」と書いてある。
その後、セットの140mmの曲線でも通過できることがわかったが、TOMIXのミニカーブとかスーパーミニカーブを使うことが多いと思われるBトレのレイアウトで216mmが最小と言われると困ってしまうよなぁ。

さて、動力ユニットを組み込んで、いざ走らせようとしたところが、どうもうまく走らない…。
動力ユニットは動力の効いている台車と付随台車の2つで構成されているのだけど、動力台車が進行方向の前側になっているときはすんなり走るものの、逆に動力台車が後ろ側になっているとどうも走りが悪い。

動力台車が前側のときは、4両連結にすると、カーブに差し掛かるやグググ…とモーターがうなるだけで止まってしまい、抵抗が大きすぎるようでカーブを通過できない。

動力台車後ろ側では動力ユニット単独でも、かなり電圧をあげないと走り出さず、かなり電圧を上げたときにいわゆるダッシュ!な状態で走り出すという状態。
他の車両を連結するとダッシュもかけられずにスタート出来ない感じ。

原因として考えたのは、

・走行部の抵抗が多すぎる
・伝達部の抵抗が多すぎる

・動力ユニット車のウエイトが軽すぎる
など。

まず走行部の抵抗だけど、動力ユニットの片方の付随台車の軸受けは車軸を受ける部分がU字型の銅板に軸が嵌る形になっているため、どう考えてもこの部分にかかる抵抗は通常のNゲージ台車のピボット軸受けに比べるとはるかに大きそうだ。
とりあえず、この部分に556を流し込む。

つぎに動力ユニットの動力台車、付随台車の両方とも指で左右に回してみると、どうも引っかかりがあるようだ。
台車レリーフの中央部分が車両の床下に当たって、回転を妨害しているっぽい。
これではカーブに差し掛かった時点で大きな抵抗となってしまう。

ということで、台車レリーフの中央部分の上部を1mm程度カッターで切り取り、台車と床の接触を無くした。

左が台車レリーフがそのままのもの(付随車両の台車)。右が動力ユニットの動力台車。台車レリーフの中央上部を少しだけ切り取ってある。

つぎに伝達部の抵抗対策には、動力台車のプラスチック歯車にも556を流し込んでみる。

ここまでやって、状況はかなり改善された。

動力台車が進行方向後ろ側のときにややダッシュ気味になってしまうのはなおってないけれど、とりあえず4両編成で両方向で走行可能になった。
前後方向で走行の状態が異なるのは、ウエイトの不足なのかウエイトのバランスが悪いのか、もうちょっと試行錯誤が必要な感じがする。

ただ、ちゃぶ台の上に敷いたレールの、非常に微妙な高低差でも走行に結構大きな影響が出ているので、立体交差を越えるような勾配はまずクリア出来そうに無い。

これは僕の手に入れた動力ユニットがハズレだったということなのか、それともこの製品に共通のことなのか、それはもう少し情報を集めたり、複数台購入してみたりしないと分からないなぁ。

とりあえず、今後この京急編成を活かしたレイアウトを考えていく予定。