MeoBankSDを使ってみた

LifeTouch NOTEなどのAndroid端末とwifiで接続して使えるSDカードリーダーの製品がいくつか出ていて、以前からかなり興味があったのだけど、メディアがSDカードの類しか使えないということで、ちょっと二の足を踏んでいた。
自分の場合、読み込みたいデータはどちらかというとSDカードよりUSBメモリで持ち運んでいる感じなので、USBも接続できるものが欲しかったからだ。

で、今日ヨドバシに寄ってぶらぶらとその手の製品を眺めていたところ、USBを接続できるTAXANのMeoBankSDという製品を見つけた。サイズはちょっと大きめのメモリカードリーダーといった感じの製品で、SDカードとUSBメモリを接続できるワイヤレスカードリーダーなのだけど、有線LANケーブルを接続することも出来て、wifiのアクセスポイントとしても使えるというちょっと変わった製品だ。

パッケージの説明によれば「SDカードやUSBメモリー内の動画や写真、ドキュメントをワイヤレスで閲覧できる」とあって、Androidでは「ブラウザにてアクセス可能」とあるので、つまり「読む」だけで「書き込み」が出来ないということなのかなぁと思ったが、USBメモリが直接読めるだけでも十分有用なので、あんまり商品知識もなかったけどエイヤと購入。昼にちょっとビールを飲んでいたためちょっと気が大きくなってたかも知れない。価格は¥6,000弱。

持ち帰って試してみると、このMeoBankSDが無線LANのアクセスポイントとwebサーバを兼ねていて、ブラウザで接続するとメモリカード内のファイルを閲覧できるという仕組みだった。ApacheのIndexes的な一覧表示なので、正直「便利」とは言い難いのだけど、直接USBメモリが読めるのだから、まあ良しという感じだ。(追記:リストの一番下にファイルのアップロード用フォームがありました!なので、Androidのブラウザからでもアップロードも可能ですね。一番下に表示されるので見落としてました…。)

で、話はここから。(そして説明書には記載の無い話なので、いっさい保証のない話ですが。)

説明書を読むと、iPhone用にはアプリがあって、それであればアップロードすなわちメモリカードへの書き込みも可能だという。つまりなんらかの書き込みできるサービスが動いていることではないかと。

ダメ元でまずFTPから試してみる。アカウントもわかんないので、とりあえずAnonymousでやってみる。
…と難なく繋がるやないか! あんまりにもすんなり繋がるので拍子抜けするぐらい。そしてちゃんとファイルの読み書き削除も可能。
それなら説明書にどうしてそう書いておかないのか…。

また、MeoBankSDにwebでアクセスしてwifiの暗号とかパスワードを設定する機能(wifiルータとかでよくあるパターン。全部英語)があるのだが、製品同梱の説明書にはその設定画面の一部しか説明がない。
で、説明がないメニューにManagementというのがあって、その中にはsambaの有効/無効切り替えの設定まで存在している。
試しにそれを有効にしてMeoBankSDを再起動してみると、どうやらしっかりsambaのサーバが働いているような気配。自分はESファイルエクスプローラーで接続してファイルを覗いたりしただけでマウントするところまで試せてないのだけど、しかるべき方法でやればしっかりマウントできるんではないだろうか。

おそらく近々どなたか手練れの方がシステムに入る方法を見つけて、いろんな応用技術を見いだされるのではないかと推測。

いずれにせよ、読み込みだけと考えていたのが、読み書き可能ということがわかっただけでもお買い得感が倍増。
この多機能でこの値段はかなりお値打ちではないかと。