LifeTouch NOTEのキーボードのペナペナをなんとかしてみる

LTNのキーボードは、その固定の状態があまり良くないようで、中央あたりがすこし上側にたわんでいる感じになっており、タッチすると凹んで全体がペナペナというかカタカタというか、微妙に振動してしまう。

もうちょっと具体的にいうとキーを打鍵するたびにファンクションキーの方(どちらかというと奥側のほう)が上下に揺れ、カシャカシャと音もうるさい。
この状況はネット上でも多く報告されているが、どうやらロットによってはこのような不良が無いものもあるらしい。残念ながら僕の買ったものはハズレ製品だったということなのだろう。

この振動やカシャカシャ音も慣れてしまえばたいして問題にもならないのだけど、気になりだすと妙に気になってくる。
もうだいぶ長い間使っていて慣れているつもりだったけど、先日急に気になりだしてしまった。

さて、この振動は一体どういう理由で発生しているのだろうか。
ということで、キーボード部分を試しにバラしてみた。

※ここからはお約束ですが、マネシて故障しても何の保証もございませんので、自己責任でお願いします。

LTNのキーボードは本体と6箇所のツメで固定されている。
キーボードの上がわ(ファンクションキーの上方)に左方、中央、右方の3箇所、下側(スペースキーの下方)にも同様に3箇所のツメがある。
上がわは本体側にツメ、キーボード側に受けの凹みがあり、下側はキーボード側にツメ、本体側に受けの凹みとなっている。

分解のためには、まず上がわにある本体のツメを外すことになる。
よく見るとキーと外側の枠の隙間から爪のあることはすぐわかるので、精密ドライバーの先かなんかで本体側のツメを押し込みながらキーボードの方を引っ張ると比較的簡単に外すことができる。3箇所のツメが外れるとキーボード全体が外れる。ネジなどでの固定はない。
取り付けるときは、逆の手順でキーボードの下側のツメを本体の方に差し込んでから、上がわのツメにパチンとハメ込むという感じなる。

何度かキーボードを外したり取り付けたりして見たところ、どうやらカシャカシャの原因は中央部のツメとキーボード側の凹みの間にギャップが出来てしまっていることのようだ。(下の写真参照)

本来はツメがしっかりと凹みにハマり固定するべきなのだろうけど、ツメが短すぎるのか、凹みが深すぎるのか、いずれかの理由でここに隙間ができてしまい、しっかりと固定されていない。

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キーボードを取り外したところ。上が本体側のツメ、下がキーボード側の凹み

そこで、このギャップを埋めるために、なにか詰め物をしてみることにしてみた。

何を詰めるのがいいかいろいろ考えたけど、手元にあった黒いカッティングシートを切って凹みの方に貼ってみることにした。厚さもなんとなくちょうどよさそうで、粘着するほうが作業しやすいし。

カッティングシートを5mm x 3mm程度に切って凹みに貼付け、ツメで剥がされないように注意しながらキーボードをはめ直す。

結果としては、カッティングシートの厚さが少し足りなかったのか、まだ若干たわみが残るけど、カッティングシートが緩衝材になっているせいかカシャカシャ感がほとんどなくなった。
詰めるシートの厚さをもうちょっと厚くすればもっとしっかり固定されるかもしれないが、厚いほど取り付けは難しくなりそうなので、とりあえずこの状況でヨシとしよう。