マジェスティSの2016年モデルが発表になりました

右斜め前方

ヤマハのニュースリリースが出ています。

上質感あるツートン塗装のSPを追加 「マジェスティ S XC155」2016年モデル発売
ヤマハ発動機創業60周年記念カラーモデル 「マジェスティ S XC155」60th Anniversary 限定発売

内容としては新色の追加と「柔らかいタンデムシート」「前後サスの快適化」「ポジションランプの変更」といったところで、車体やエンジン、駆動系等に関する記述はいまのところありません。
また、オプションでEU版のような大きなウインドシールドが用意されるかとかについてもアナウンスはありません。(多分ないんだろうなぁ)
前後サスについては、あのゴツゴツした感じを和らげるということを狙ったものと思われます。タンデムシートを柔らかくというのは、後席部分だけクッションを盛るということなんでしょうか。前席も結構クッション薄いのでこれも盛ってもらいたい気がしますが、そのへんは試乗でもしてみないとわかりませんね。
リリースにある『「マジェスティ S XC155」フィーチャーマップ』には、「クッション厚増、新表皮シート」とあるので前席も盛られているのかもしれません。
60周年記念モデルのサスもこの「快適な」サスだとすると、なんとなくキャラクターが違うような感じがしますが、新しいモデルが出まわって旧モデルと乗り比べる人が多くなってきたら自ずとそのへんの評価は定まってくるものと思います。

カラーリングはちょっとややこしい感じになっています。
前モデルのマットチタンは廃止になり、新たにマジェスティS SPモデルとしてマットチタンとパープルというのが追加されています。特徴はサイドカウルがシルバーでツートンになっていてブレーキキャリパーが台湾SMAX同様の赤になっています。SPモデルは値段もちょっと高くなってます。
通常のマジェスティSのカラーは白、黒、赤でいままでツートンだった赤もサイドも赤の構成になりました。
それとは別に60周年記念モデルがイエローと黒のツートンカラーにヤマハのブロックパターンをあしらったものとなっていますが、さすがにこのカラーはかっこいいと思います。
そして、オデコ部分のメーターバイザーは全色黒に統一されています。やっぱりこっちの方が全体が締まった感じになりますね。

残念ながら台湾SMAX2015年モデルで登場した前サスアウターチューブとホイール黒のカラーリングは登場しませんでしたが、60周年記念モデルはサスアウターチューブだけが黒、ホイールがゴールドというスペシャルなカラーリングとなっています。(キャリパーも黒ですね)

エンジンも駆動系も変わらないということから、正直旧モデルオーナーが乗り換えたいというモデルにはなってないと思いますが、これから手に入れる人にとっては、カラーバリエーションが増えたことはプラスになると言えるかもしれませんね。ですが、マイナーチェンジを待って旧モデルの購入を我慢してたような人にとっては、ちょっと不満が残る発表になってしまったかもしれません。